2023年3月9日木曜日

3月からの協会けんぽの保険料率と4月からの雇用保険料率が改定されます

◆令和5年3月分からの健康保険料

協会けんぽの健康保険料率は例年、3月分より見直しが行われています。令和5年3月分(任意継続被保険者にあっては同年4月分)の都道府県単位ごとの保険料率が公表されました。令和4年度から13の都道府県は引上げ、33の都道府県は引き下げ、静岡県のみが現状維持となりました。大阪府は10.29%(労使折半)になります(令和4年度10.22%)

なお、40歳から64歳までの方に加算される介護保険料率は、1.82%(労使折半)に変更になります。(令和4年度1.64%)

協会けんぽ「令和5年度保険料額表(令和53月分から)」

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3150/r05/r5ryougakuhyou3gatukara/


◆雇用保険料率(令和5年4月1日~令和6年3月31日まで)

○一般の事業の雇用保険料率

労働者負担と事業主負担あわせて15.5/1,000となります(令和5年3月までは13.5/1,000)

失業等給付・育児休業給付の保険料率が労働者負担・事業主負担ともに5/1,000から6/1,000に変更になったことで上がりました。

例えば月30万円の給与なら 

従業員負担 300,000×5/1000=1,500円→300,000×6/1000=1,800円

会社負担  300,000×8.5/1000=2,550円→300,000×9.5/1000=2,850円

事業主のみ負担となる雇用保険二事業の保険料率については変更はなく、3.5/1,000です。

○農林水産・清酒製造の事業、建設の事業

農林水産・清酒製造の事業の雇用保険料率は労働者負担と事業主負担あわせて17.5/1,000となります(令和5年3月までは15.5/1,000)

建設の事業は労働者負担と事業主負担あわせて18.5/1,000となります(令和5年3月までは16.5/1,000)

失業等給付等の保険料率が、一般の事業と同じく、労働者負担・事業主負担ともに上がりました(6/1,000から7/1,000に変更)

雇用保険二事業の保険料率(事業主のみ負担)に変更はありません(農林水産3.5/1,000、建設4.5/1,000)

厚生労働省「令和5年度雇用保険料率のご案内」

https://www.mhlw.go.jp/content/001050206.pdf

ご質問は⇒ https://horie-office.com/contact.html

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